家を安全に買うための2つのリスク対策

子供も産まれて今の賃貸が手狭になってきたし、そろそろ家を買いたいな~。今の家賃でも払っていけるから、同じくらいの金額で探してみよう!

チョット待ってください!

家の購入は賃貸とは違った「リスク」があります。そして金額が大きいからこそ、失敗したときのダメージが大きくなってしまうので、しっかり事前にリスクについても考えておきませんか?

リスク①「継続して返済可能か?」

そりゃそうだ、と思われるかもしれませんが、意外と考慮されないポイントです。

重要なのは、「将来にわたって継続して返済が出来るか?」です。

間違っても今の家賃と比較して返済が可能か?という短期的な視点ではありません。なぜなら家を買う場合、ある程度買った家に長く住む前提でしょうから、その期間中での返済可能性を考慮する必要があります。

もちろん先々のことは誰にも分かりませんが、現時点で明らかなことは見込んでおく必要があります。

よくある失敗は、
「出産に伴う女性の収入ダウンを見込んでいない」
「もう一人子供が欲しいと思っているが、その支出が増えることを考慮していない」
「定年後も返済が続くが、そのときの生活を考慮していない」
というものがあります。

さすがに、会社が倒産した・病気になった・子供が双子だった・・など自分たちではどうにも出来ないことは事前に想定する必要はありません。というか出来ません。
ただ、予測ができないリスクも対策は可能で、余裕があれば少しずつ複業や保険、資産運用などで対策していきましょう。

リスク②「純資産がマイナスになっていないか?

これは多くの人がもっていない観点かと思います。
不動産投資をする方、会社の経営者はこの観点を非常に重視します。
純資産とは「資産-負債」です。
つまり全部精算したときに自分の手元にいくらお金が残るのか?
というものです

「ローンが増えるのが怖い・・」とおっしゃる方が多いのですが、
ローンは不動産を買うために組むもので、ローンという負債と同時に不動産という資産も持っている状態になっているはずで、つまり怖いのはローンそのものではなく、ローンの金額が不動産の価格より高くなっている状態です。

ローンの金額がいくら大きくても、それ以上に持っている不動産の価値が高ければ、全くリスクはありません。
なぜなら仮に返済が苦しくなってしまったとして、売却してしまえばいいからです。

そしてローンは毎月返済するため、確実に減っていきますが、
不動産の資産価値は場合によっては増えることすらあります。
つまり大事なのは、ローンが減るより早く資産価値が減らない不動産を選ぶことです。

不動産は需要と供給で価格が決まります。
不動産は読んで字の如く「動かせない」資産のため、場所に大きな価値がつきます。
つまり不動産の価値を決める大きな要因は「立地」です。

立地が良い不動産ほど皆が欲しがるため、価格は下がりづらいのです。
そのため、実は不動産に関しては、高い価格で買った方が
需要が将来にわたって見込めるため、純資産が早期にプラスになることで、
変に安い不動産を買うより安全であることが少なくありません。

この純資産の観点から考えると、「家は安ければ安いほど安心・安全」という考えが間違っている事がわかります。

とはいえ、家の価値がどんなに高くても、
高すぎる返済金額で生活が苦しくなってしまうと本末転倒です。

リスク対策が出来る予算であれば買っても問題無し

この2点のリスクを考慮した正しい家の価格設定の考え方は、
・長期間のライフプランから、返済負担が適切な家の金額を算出し
・その金額範囲内でよりよい立地の、価値の高い不動産を購入する
となります。

この2つのリスクを念頭において購入できれば、
住宅購入はリスクではなく、逆に自分たちの生活をより豊かにしてくれるものになります。

「家を買うこと」を良い面も悪い面も含めて、しっかり理解して購入出来るようにしたいですね。

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